公園が「住所」でもいいでしょ!?

平成18年1月27日 大阪地方裁判所
Date:2006年1月27日
大阪市北区にある公園でテント生活をしているホームレスの男性が、公園を住所とした転居届を北区が受理しなかったことから、これを不当として不受理処分の取り消しを求めて裁判を提起した。

区 VS ホームレス

勝訴:ホームレス
敗訴:区

ホームレスの男性は、住民登録が無いと健康保険に加入できなくなるのを、裁判を提起した理由としていた。その男性の訴えに対して、「原告のテントは生活の本拠としての実体を備えており、住民基本台帳法でいう住所にあたる」と判断し、区側の「占有権のないテントはいずれ撤去されるから居住の事実があるとは認められない」という主張を退けた。

ウサギが訴訟を・・・起こす!?

平成13年1月22日 鹿児島地判
Date:2001年1月22日
ゴルフ場建設に反対する自然保護活動家Aらのほか「アマミノクロウサギ」など動物4種が原告として訴状に名を連ね、行政処分取消し訴訟を提起。

動物は「原告」になれるのか?

却下判決
動物に法的な権利主体性(当事者能力)は無いため「原告」とはなれず、「アマミノクロウサギ」などの記載は無意味として訴状却下した。

パクリ!?タブレット端末のデザインを巡って・・・

平成24年7月9日 英裁判所
Date: 2012年7月9日
タブレット端末「GALAXY」のデザインを巡って米アップル社が韓国のサムスン電子社を特許侵害で損害賠償請求訴訟を提訴!

サムスンは賠償しなければならないのか!?

勝訴:サムスン
敗訴:アップル

GALAXYはアップルのような控えめで非常にシンプルなデザインを有しておらず、アップルほどクールではない。iPadと誤認されることはない
「クールじゃない=かっこよくない」からパクリではなくサムソンが勝訴。

おからは不要物・・・?

平成11年3月10日 最高裁判所
Date:1999年3月10日
おからを豆腐製造業者から引き取り、工場で飼料や肥料などに加工をしていた業者が、許可なく廃棄物を処理していたとして、刑事裁判の被告人とされた。
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」で規定される「不要物」に、おからが含まれるのかどうかについて争われた裁判。

この業者は有罪か、無罪か?

有罪:業者
業者は、おからは栄養化も高く人間社会で有効に広く利用されている食品だとして、不要物として廃棄されるものではないと主張したが、大部分が実際に不要物として扱われていたのなら法律の規定する不要物に該当すると判断された。

自分の土地に柑橘の苗木を植えただけなのに・・・

平成22年11月29日 宮崎地方裁判所
Date:2010年11月29日
ある男性が小学校の校庭の一部は自分の土地だとして、市と所有権をめぐり争っていた。
問題となった土地の登記は男性の父親名義で、市に対してその部分の土地について固定資産税を支払っていた。その自分の土地に柑橘の苗木を100本以上植えたのだが、小学校の業務に支障を生じ市が男性を訴えた。

男性は違法な行為をしたのか?

有罪:ある男性
日本の法律には、実力をもって自分の権利を実現することはできないとした「自力救済の禁止」の原則がある。例えば友人に貸した自転車を返してもらえないからと言って、友人の家から無断で取り戻してしまうと自分の自転車にも関わらず窃盗罪になるというのがこの【自力救済の禁止】である。この原則を適用した結果、自分の土地かどうかは関係ないという事で有罪判決となった。

4歳児の証言能力は・・・

昭和46年10月20日 東京高裁
Date:1971年10月20日
友達と4人で遊んでいた5歳児が、友達に押されてうつむきに転んだところへ、男性が運転する自動車が後退してきて、ぶつかったという事故において、その事故を目撃した4歳児が証人となり、4歳児の証言能力が有罪か無罪を決定する裁判があった。

この裁判の被告は有罪か、無罪か?

有罪:男性
東京高裁は、目撃をした4歳児の証言を認め、有罪判決を下した。
「幼児の証言であっても供述事項によっては一概に証言能力を否定すべき理由はなく、簡単な事項についてはかなりの程度の理解ならびに表現の能力があり、記憶力もあると解される」として、4歳児の証言能力を認める判決をした。

飲み足りん!?「ビールの泡」は「ビール」なのか・・・

昭和19年8月
Date:1944年8月 東京で行われた裁判
東京上野である客が「泡の量が多い」と文句を言ったことに端を発し、警察が動き帳簿を調べたところ生ビールの仕入れに対して売った量が異常に多いことが判明。
検察が「ビールの泡」を「ビール」として販売することを問題視し、総動員法違反にあたるとして大手ビアホールを起訴!

大手ビアホールは有罪か、無罪か!?

勝訴:大手ビアホール
敗訴:検察

法廷で酒学の権威である坂口謹一郎教授が「ビールの泡」は「ビール」よりアルコール濃度が濃いことを証明したことにより昭和19(1944)年ビールの泡もビールと認める無罪判決が下された。
坂口謹一郎博士が提出した鑑定書には「ビールの泡は、15~30%が適当」と書かれてあった。